ブース装飾カラーリング豆知識【第3回】
2021.11.11ブース装飾とカラーリングについての豆知識、第3回です。今回は少し趣向を変えて 『とにかく目立つ、会場で目を惹くブースにしたい!」という時に使える色選びのご紹介です。
もちろん、ブースのカラーリングだけでなく、チラシ、ポスター、パネル、看板のデザインをする際にも使えるテクニックになりますので、ぜひ覚えていってください。
そんな第3回のテーマはこちら。
今回は「目立つ」という部分を「誘目性が高い」という意味合いで考えていきます。ちなみに、「誘目性が高い」とはどういうことかというと、『色彩検定2級公式テキスト』では【注意を向けていない対象の発見のされやすさ】と定義されています。意識を向けていなくても、ふと目に入ってしまう、というようなイメージでしょうか。さてそれでは、皆さんが展示会場を歩いているとき、意図せず視線を向けてしまうブースカラーとはどんな色なのか?見ていきたいと思います。
・モノクロよりもカラー、さらに彩度が高い色が目立つ
上のイメージを見ていただくと分かりやすいですが、右に行くほど高彩度で、目を惹くカラーリングになっています。日常生活でも、コンクリートの上の点字ブロックは目立ちますよね。誘目性の高い例と言えるでしょう。
・寒色(ブルー系)よりも暖色(赤・黄色系)のほうが目立つ
また、上の図を見てください。寒色系よりも、暖色系のほうになんとなく目線が誘導されませんか?一般的に、赤が最も誘目性の高い色と言われています。危険を知らせる信号や、郵便ポスト、三角コーン、大安売りのPOPなどは赤が使われていますよね。また、暖色系の色には人にアクションを促す効果もあるそうなので、チラシなどで「見た人に行動を起こしてほしい」情報などの周囲に使うと効果的でしょう。
こちらは実際に、高彩度の暖色系を使ったブースです。
■ブース装飾実績
ブース番号4109
ブース番号3191
ブース番号2947
ブース番号2768
ブース番号2645
ブース番号2573
ブース番号1640
ぜひ、ブース配色の参考にしてみてくださいね。次回は『展示品の色が映えるブースのカラーリングは?』をテーマに、配色方法のご紹介をさせていただきます。