集客力が上がるキャッチコピーの作りかた
2022.03.14展示会に出展するからには多くの来場者にブースに立ち寄っていただきたいですよね。しかし数多くの出展社がいる会場内で自社ブースに目をとめてもらえる時間はほんの一瞬です。その一瞬で来場者に商品やサービスをアピールしなければ素通りされてしまいます。
そこで大事のがキャッチコピーです。キャッチコピー次第で相手の心をつかみ「気になる!」「もっと知りたい!」と思わせることができるのです。そんな一瞬で来場者の心をつかむキャッチコピーを作るためのコツをご紹介いたします。
まずは商品を分析して情報を整理することでアピールポイントが見えてきます。情報を整理するには6W2Hのチェックポイントを使います。
6W2H とは
「what(何を)」「Why(なぜ)」「Who(誰が)」「Whom(誰に)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「How(どのように)」「How much(いくら)」です。
細かいことでも書き出してみてください。自社商品の場合は自分では当たり前だと思っていることにこそ、強みがあることも多いです。アピールポイントが見えてきたら競合他社との違いも打ち出しやすくなります。
キャッチコピーというと商品やサービスを一言で説明するものだと思うかもしれません。つい、「この機能がすごい」「こんなあたらしいサービスを始めます」と説明したくなりますが、「自分には関係ないな」と思われては、相手を振り向かせることはできません。
心をつかむキャッチコピーを作るには自分視点ではなく、相手視点で商品を伝えること、「自分が言いたいこと」ではなく「来場者が知りたいこと、言ってほしいこと」を言葉にします。
キャッチコピーでは「これは私のことだ」と思ってもらうことが大切です。そのためにはターゲットをしっかり絞り込む必要があります。キャッチコピーを作る場合はたった一人にまでターゲットを絞り込んでその人に向けて書いたほうがより心に響くキャッチコピーが作れます。
ターゲットを絞り込むと見込み客が減るのでは思うかもしれませんが、万人に向けて書かれたキャッチコピーでは結局誰の心にも響かないものとなってしまします。具体的な一人の人をイメージして、その人はどんな生活をしているか、どんなことを考えているのか、どんな悩みがあるのか、どんな言葉が響くかをイメージしてみてください。
実際にキャッチコピーを掲示したブースです。
人がものを買う時は商品の機能がほしいのではなく、その商品の効果やそれによって得られる精神的満足がほしいのです。人が知りたいのは商品の機能よりもそれが自分にとってどう良いかです。
展示会の来場者は何かしらの悩みや課題を抱えていて、それを解決できるものがないか探しにしていることが少なくありません。「この商品やサービスを使ったらこんなことが解決できます。」「この商品はあなたにとってこんな風に良いです」と伝えてください。
実際にキャッチコピーを掲示したブースです。
これらのポイントを参考に貴社の商品やサービスをアピールするキャッチコピーをブースに取り入れてみてください。なお、今回参考にした書籍は、さわらぎ寛子著『キャッチコピーの教科書』です。興味のある方はぜひ読んでみてください。
ブース装飾プランナー N.O