装飾の幅が広がるトラスブース
2024.11.11以前のブログで、ブースの施工方法には、主に「システムブース」と「木工ブース」の2種類あることをご紹介いたしました。今回はシステム部材の1種である「トラス」について3つの観点からご紹介いたします。
「いつもと変わった印象のブースにしたい」、「高さを出したブース」、「大きなモニターや展示品を吊り下げたい」など、のご要望をお持ちの方に、お勧めです。
①トラスとは
②トラスの種類
③トラスを使ったブース
トラスとは細長い部材同士を三角形に繋ぎ合わせた構造のことです。荷重が分散して部材にかかる負担や材料が少なく、軽くて丈夫です。この構造は身近なところにもあり、橋やスカイツリー、東京ビッグサイト、幕張メッセなど大きな建築物に使われています。
トラスの施工方法はボルトとナットで繋ぎ合わせて使用します。自立しない、不安定な場合は、会場の床へアンカーボルトというコンクリートや木材へ固定するネジを打ち込みます。余談ですが、アンカーを使用する場合、事務局へ本数や長さを申請する必要がございます。
1・2KOMAでは、200角の白と黒の2色をご用意しております。トラスの長さは200、300、400、600~900、2000、2500、3000などを所有しており、ブースサイズや装飾内容に合わせて使い分けています。
・看板
大きなターポリンや木工パネルの看板を設置することができます。固定するときは、結束バンドやサドルバンドという金具を使います。システムブースよりも大きく・高い位置に設置できます。
・装飾
トラスの中に色付きの照明を通して光る柱としたり、木工展示台の脚としても使用できます。展示台は木工とは変わった印象になります。モニターを吊り下げる場合、柱が不要で圧迫感のないレイアウトで施工ができ、システムで組んだ円形の部材やパネルを吊り下げた装飾も可能です。
今回はトラスの種類やトラスを使ったブース装飾についてお伝えしました。トラスを使ったブースは、システム部材や木工のどちらにもない、無骨な印象や存在感があります。また、トラスは、システム部材や木工と組み合わせることができるので、ブース装飾の幅が広がります。
トラスは、4小間以上のブースで使用されることが多いのですが、1小間2小間の小さいなブースにも取り入れることができます。トラスを使ったブース装飾に関するご相談は、1・2KOMAへお気軽にお問合せください。
ブース装飾プランナーS.I