展示会再開!名古屋 大規模展示会見学レポート
2020.09.24■国内4番目の広さAichi Sky Expo
Aichi Sky Expo(愛知国際展示場)で開催された「名古屋ものづくりワールド」を見学してきました。2019年8月に開業したAichi Sky Expo(愛知国際展示場)は、日本初の国際空港直結型の展示場で、国内では4番目の広さ(6万㎡)になります。開業から1年が経過しましたが、1・2KOMAでは初めての施工現場でした。今回は8社のブースを装飾施工させて頂きました。
会場に入り、展示会場まで、長いアプローチになっていますが、このエントランスホールが洗練されたデザインで、モダンな空間に驚きました。普段見慣れた仕事場の東京ビッグサイト、幕張メッセはどちらかといえば、無機質な空間です。しかしAichi Sky Expoの、エントランスホールは、黒い壁に、床は石目と木目調タイルで施され、天井は会場入口から受付まで木目のルーバーと間接照明が一直線に繋がり、高級感漂う、ラグジュアリーホテルのような空間でした。
ちなみに、ブースが立ち並ぶ展示会場の空間はビッグサイト同様でした。しかし天井を支える柱が1ホールあたり6本と少なく、また柱が細いので、展示会に支障の無い程度の構造になっています。これは会場の特徴と言えます。
■コロナ禍での大規模展示会の共通点とは?
7月下旬のインテックス大阪、9月初旬の東京ビッグサイト、そして今回の名古屋と三大都市の、コロナ禍での大規模展示会を見学してきました。結論からお伝えしますと、場所(会場)は異なっても、人間の行動や心理に違いはありません。
共通点は下記になります。
■ 思ったよりも人がいる
■ 目的意識が高い来場者
■ 会場内はしっかりとしたコロナ対策
■ ブース内のコロナ対策はマスク着用、手指消毒
■ 出展者が少ないブースは、来場者が来ない
■ 会場にいる人はソーシャルディスタンスを気にしていない
■ 人の流れが分散され小さなブースに人が流れる
コロナ対策は今となっては、ニューノーマルです。意外と思われるのは、来場者が思ったよりも多いことです。これは、主催者の集客努力が大前提にありますが、展示会場での商材探しや情報収集を待ち望んでいる来場者が確実にいるということです。
そして、わざわざコロナ禍で来場するわけですから、何かを探し求めている可能性が高いと言えます。また目的意識が高い来場者や接客をする出展者にソーシャルディスタンスはほぼありません。
「来場者は覚悟を持って来てますから」、弊社をご利用下さった出展者様のインタビュー時のお言葉です。主催者のコロナ対策が万全だとしても、絶対に感染しない保証はありませんので、そういった意味で、覚悟という言葉を使われたと思います。
■中小企業の展示会出展は今がチャンス!
withコロナの大規模展示会では、大手企業の大きなブースをあまり見かけません。一番の理由は、感染防止対策です。大半が今年は見合わせる判断だと思いますが、中小企業はそうはいきません。売上が必要ですし、今が未来をつくるわけですから、今、売上がなければ、リソースの少ない中小企業は倒産します。
中小企業はリスクを恐れて何もしないではなく、リスク対策をしっかりと行った上で、行動の幅を広げる。大企業がコロナの影響で、足踏みしているのであれば、中小企業は、逆張りで1歩でも半歩でもいいから前に進むべきではないでしょうか。この状況をチャンスと捉え、展示会に出展される中小企業様を全力でサポートさせて頂きます。
株式会社東京展飾
代表取締役 今津 紀貴