JAPAN DIY HOMECENTER SHOW【展示会見学レポート】
2021.10.2010月初旬、会期2日目午前中に幕張メッセで開催された「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW2021」を見学してきました。この展示会はDIYやホームセンターに関する幅広い商品を集めた、ホームセンター業界最大の「住生活に関する総合展示会」です。今回の展示会見学レポートではコロナ禍での開催状況、ブース装飾や展示会全体の様子などをお伝えしていきます。
■開催状況と感染症対策
通常開催では、一般公開デーが設けられています。しかし今回はコロナ対策で入場制限があり、事業者向けの開催のみとなりました。入り口では消毒と検温をしてから事前に自分のスマホに送信されているQRコードを提示し、受付スタッフがバーコードを読み取り入場しました。ブースが割り振られる会場内の通路幅はソーシャルディスタンスを保つため拡張していました。そのため、会場内はゆったりとした感じになっていました。来場者数については事業者向けのみの開催のため、コロナ禍以前よりも少ない印象です。
■ブース装飾について
ホームセンターなどの小売店関係者や内装・外装用材料取扱店関係者を来場対象者としています。そのため実際のホームセンターのような雰囲気や陳列を取り入れたブース装飾を多く見かけました。まるで店舗で商品を選んでいるような気分になれます。バイヤー心理では、自分の店舗や陳列した際のイメージがつかみやすくなりますので、購買意欲が高まると思いました。
また、実演や実機での体験コーナーも多く設けられ、実際に商品を試している来場者もいました。配色傾向としては、工具や道具がメイン商材のブースは黒や原色を用いて、力強さを演出。一方、インテリアやファッションがメインのブースでは、白や木目調で柔らかさを演出したブースが多い印象です。
■展示会見学を終えて
昨今、コロナ禍でおうち時間が長くなりました。その影響もあり、DIYで家具を作る、インテリアをリフォームする人が増えているそうです。最近では、女性でDIYをするいわゆる「DIY女子」という言葉も目にする機会が増えています。一方で、キャンプブームや防災意識の高まりでホームセンターの需要はとても高まっているそうです。実際、市場規模は年々拡大しています。
会場ではキャンプ用品や防災用品の展示、女性向けのDIYイベントを開催するなど、トレンドを取り入れたブースが目に留まりました。また、実演や体験コーナーも多く、実際に使用場面を見たり体験できるのは展示会ならではだと思いました。