ネプコンジャパン【展示会見学レポート】
2021.11.09
10月最終週は、東京、名古屋、大阪の各地で展示会が開催されており、年間を通してもひときわご依頼件数の多い時期となりました。そこで今回は、会期2日目にポートメッセなごやで開催された「ネプコンジャパン」を見学してまいりました。展示会の様子を、ご紹介させていただきます。
■開催状況
名古屋から15分おきに出発するあおなみ線に乗り、終点の金城ふ頭に到着すると、ぞろぞろと降りゆく来場者。今回、ポートメッセなごやに初めて伺いましたが、皆さんの後に続き迷うことなく到着いたしました。お昼時に会場に入ったため、休憩中の方なども多く見られました。会場に入ると思った以上の賑わいを見せておりました。入場時の「手指消毒」「検温」の感染症対策は、今や当たり前の光景です。新しい生活様式が定着し、感染者数は減る。展示会に人が戻りつつある状況を実感します。
■会場の様子とブース装飾について
1号館で「ロボデックス/スマート工場EXPO」、3号館では「オートモーティブワールド/ネプコンジャパン」が開催されておりました。3号館に比べ、1号館はコロナ禍前の賑わいで、前へ進むのも一苦労。なんとも嬉しい悲鳴があがります。
ネプコンジャパンの名古屋開催は今回で4回目になります。東京開催時に比べ、作業着姿の来場者が目立ちます。自動車産業の中心地ですから、現場で働く地元企業の方々が足を運んでいるというのが印象的です。会場内ではセミナーエリアでセミナーが定期的に開催されていました。しかし、こちらは閑散としておりました。ブースに足を運び情報をつかみ取る、本来の「リアル体験」が重視されているように感じました。
一方ロボデックスでは、「実演」ありきで、全体を実機の稼働スペースにしたブースが多く、ブースを囲うように集客・商談をされています。どのブースを覗いても実演や体験が用意され、賑わいを見せていましたが、その中でも「スマートグラス」の注目度が非常に高いようです。産業向けに実用化が進んでおり、各メーカーからさまざまな製品が販売されています。近未来的な演出で最先端をイメージや、装飾で信頼性を感じさせるブースなど、各社のブース装飾からコンセプトの違いを感じられます。
■お客様の声と学び
今回ご依頼いただいたお客様から、「初日だけで前回の半分の成果を上げられた」という嬉しいお話を伺いました。以前もしっかり集客されていましたが、今回はご挨拶するのもためらうほどです。もちろん名古屋や周辺の地域からの来場がメインですが、名刺交換をしてみると意外と東京からの来場が多かったようです。やはり、スマートグラスをはじめとする新しい情報を求め、遅れをとらないように積極的に情報を取りにきていることがわかります。
東京から3時間かけて、遠方の展示会へ行くことは、非効率的かと考えていました。しかし来場者目線では必ずしも「どこで」で判断しているわけではないようです。