【レポート】モーターサイクルショー
2022.04.183月中旬、東京ビッグサイト西ホールで開催された「第49回 モーターサイクルショー」を見学してきました。この展示会は国内最大規模のオートバイ関連の見本市です。バイク好きの一般のお客様が多く来場しており、お祭りのような楽しい雰囲気が印象的でした。今回の展示会見学レポートでは、展示会の様子やブース装飾の特徴、集客方法についてお伝えしていきます。
■入場者数
会期初日の午前中はプレス関係者への特別公開で、一般公開は13時から行われました。私が会場についた15時頃はスムーズに入場することができました。主催者の発表では初日の入場者数は30,294人で、前回比(2019年)92%でした。3日間の合計入場者数は123,439人で前回比83%でした。
昨年、一昨年は新型コロナウイルスの影響で展示会が中止でした。今回は3年ぶりのリアル展示会ということもあり、待望の展示会だったと感じました。お客様へのご挨拶の際、「土日はもっと人が入るのでは」と伺ったところ、「週末は天候が崩れるため恐らく来場者が減ると思う」ということでした。
皆さんバイクでいらっしゃるため、他の業界の展示会よりも天候の影響を受けやすいそうです。雨の日は客足が伸びないというのはよく聞きますが、業界によって度合いが異なることは学びになりました。
■ブース装飾・展示会の特徴
バイクに特化した展示会のため、ぱっと見で「かっこいい」という印象をうけるブースが多かったように思います。特に、黒と原色を組み合わせた色使いのブースが多くみられました。
装飾方法は、木工ブースとトラスを組み合わせたブースが多く見られました。木工造作であしらわれた高級感、トラスのメカニック感はバイクにマッチしているのだと思います。工夫をこらしたブースが多く、大変見ごたえがありました。
多くのブースにバイクが飾られていました。その中でも、バイクにまたがることができるブースは集客していました。また、ゲームをクリアするとノベルティがもらえる大型のシミュレーションゲームなどもあり、集客のための工夫が見受けられました。来場者は試乗を求めて会場に足を運んでいることを再認識しました。
大手のブースには入場待ちの列ができており、入口と出口を分けることで人の流れをスムーズにしていました。また、コンパニオンが目立っていました。大きなブースだけではなく、1小間や2小間の小さなブースでも見られました。コンパニオンがブースに華を添える光景は、この展示会の特徴です。
今回の展示会は子供連れの来場者が多く見られました。会場内にはキッズスペースが設けられており、主催者からの配慮が見られました。また、土曜日、日曜日は西ホール屋上で、女性白バイ隊によるドリル走行などのイベントが行われたそうです。
■展示会見学を終えて
今回の展示会は入場受付がQRコードで行われました。事前に前売り券を購入し、QRコードを発行しておくとスムーズに入場できました。当日券も受付でスマートフォンを操作してQRコードを発行する必要があるため、あらかじめ登録してから会場へ向かうのがおすすめです。検温やアルコール消毒も徹底されておりました。また、各会場の混雑具合が会場内の看板やTwitterでリアルタイムで分かるようになっていました。
出展者様へのご挨拶時「自動二輪専用の臨時駐車場にはズラッとバイクが並んでいてすごいらしい」と伺い、見学終了後に立ち寄りました。帰宅する来場者についていく形で駐車場に向かいましたが、ノベルティを手に笑みを浮かべ駅に向かう来場者をみて「今年は無事開催されて良かった」と思いました。私たちはほぼ毎週、展示会場に足を運んでいますが、来場者にとっては年に一度のイベントなのだと改めて感じました。