【レポート】インターネプコンジャパン
2023.02.27
1月下旬、東京ビッグサイトで開催された「第37回インターネプコンジャパン」の見学へ行ってまいりました。ネプコンジャパンは、アジア最大級のエレクトロニクス製造・実装技術展として、毎年1月と9月に東京展、10月に名古屋展、また、近年ではオンライン展と、合計で年4回開催される展示会となっております。また、1月の東京展は同時開催に「オートモーティブワールド」や「FACTORY INNOVATION Week 2023」「スマート物流 EXPO」「ウェアラブル EXPO 」などがあり、毎年会場は多くの来場者様でにぎわっている印象です。
今回のレポートでは、3つの視点で現場の様子をお伝えしたいと思います。
・展示会の特徴
・集客していたブース
・気になったブース装飾
■展示会の特徴
・来場者
技術系の展示会ということで、女性よりも男性の割合が高い印象でした。また、私服よりもスーツの方が多く、中にはパネルの内容をメモに取って熱心に情報収集をされる方も見受けられました。会場を歩いていると、興味をもった製品に関して、スペックが詳細に書かれたパネル等でしっかりと確認される方が目につきました。
・出展者
マーケティング系の展示会では積極的な声掛けをされる出展者が多いのですが、そちらに比べると、声掛けの頻度はそこまで高くない出展者が多かった印象です(とはいえブース前で立ち止まっていれば声はかけられます)。会場内ではやはり、実機や実物の展示+説明パネルorモニター、といった組み合わせで構成している出展者が多く見受けられました。
・ブース装飾
青・白・赤・黒、いずれかの組み合わせが多かったように思います。製品やコーポレートカラー等もあると思われますが、出展者も来場者も男性の割合が高く、スタイリッシュさやカッコいいブースが好まれる傾向のなかで、この4色にまとまっているような気がしました。
■集客していたブース
・実機や展示品と合わせて、それで何ができるかがすぐにわかるブース
オーソドックスな展示方法ですが、熱意をもって製品を探しに来られている来場者の方へは、ストレートな打ち出し方が、王道ながら効果的なのかなと感じました。
・独特なコンセプトで製品を紹介しているブース
一見関係なさそうなものの組み合わせで、キャッチコピーとともに特徴的なブースを出して集客をされていました。王道のブースが多いので、しっかりと製品を打ち出せるという前提の上で、少し変化球なコンセプトのブースは、来場者の目を引いていました。
・営業も兼ねての出展をしているブース
サービス内容が特徴的なこともあり、とても効果的なブース運営をされている印象でした。他社のブースで取材をし、それを動画として自社運営サイトへアップすることで、基盤を求める方と作る方をつなげるサービスということで、あまり真似ができる形態ではありませんが、自社の強みを生かした出展をされているなと感じました。
■気になったブース
・LEDパネルの使い方
壁面へ設置した展示品を目立たせるためにフィルム等を入れずに使用していた点に工夫を感じました。
・両面通路のブースでインパクトを出す構造
近年増えている形状のブースですが、通路両面へかけて天井構造があると、インパクトもあり、両面からの統一感も出せるという気づきでした。
・自社製品を装飾の一部として使用
ブースのオリジナリティを出す意味では、他社との差別化がはかれ、非常に効果的な装飾方法かと思います。
・通路側のキャッチコピーが展示の邪魔をしない
通路側に透明アクリルへ掲示したキャッチコピーを配置することで、通路側へのインパクトを保ったまま、後ろの装飾も目に入る構造で、無駄のない展示でした。
■展示会見学を終えて
ネプコンジャパンには毎年見学へ行っているのですが、改めて記事にまとめるという視点で観察すると、新しい発見が多く非常に勉強になりました。
来場者、出展者、ブース装飾の雰囲気など、やはり業界によってさまざまな特徴があります。もし出展をご検討される際には、あらかじめ検討されている展示会はもとより、近しい分野の展示会や、直近の展示会の様子などを見に行かれることもおすすめです。
もちろん遠方であったり、お忙しいために難しいというお客様もいらっしゃるかと存じますので、その際は「前回の展示会の様子が知りたい」等、お気軽にお尋ねください。私たちは毎週展示会へ足を運んでおりますので、前回展のお写真など、参考資料をご用意してお打ち合わせさせて頂きます。
そのほかにも数多くの事例・資料・実績がございますので、ブース装飾でお困りごとがございましたら、1・2KOMAまで、お問い合わせお待ちしております。