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展示会見学レポート


【レポート】page2023

2023.03.20

2月初旬、サンシャインシティコンベンションセンターで開催された「page2023」を見学してきました。こちらの展示会は、1988年開催以来、2023年で36回目を迎える、国内最大規模の印刷・メディアビジネスの総合イベントです。印刷メディアだけではなく、デジタルメディアもとらえた幅広い展示内容が注目されています。今回の展示会見学レポートでは、展示会の特徴や集客していたブース、気になった装飾のブースの様子をお伝えしていきます。

会場の様子

会期最終日の13時過ぎにサンシャインシティコンベンションセンターに到着しました。入口近くのホワイトボードでは前日までの来場者数が発表されていました。会期初日は前年より約2,000名多い4,298名、二日目は前年より約3,000名多い5,470名が来場されたそうです。3日間の総来場者数は17,070名です。新型コロナウイルス流行の影響を受けた前回の総来場者数7,672名を大きく上回る数字となりました。1時間ほど会場内を見学しましたが、見学しているうちにもどんどん人が増えてきた印象でした。

展示会の特徴

今回の会場はサンシャインシティという商業施設の中に入っているという点が大きな特徴です。4フロアに分かれた展示会場のうち、展示ホールB、C、Dが使用されていました。受付は2階Dホールのみで行えるため、D→C→Bという順で会場を回ります。会場内は入口と出口が決められており、一方通行になっていました。ショートカットできる通路がないため、気になるブースは後回しにせず、その場で入ることをおすすめします。ブースのすぐ裏側に、カーテンで区切られたストックルームを借りることができます。こちらは有料となりますが、ブースから離れずにスタッフの休憩や事務作業を行うことができます。

集客していたブース

サンシャインシティコンベンションセンターは天井が低く、ブースの高さを2.4mまでしか出すことができません。対して東京ビッグサイトや幕張メッセなどの展示会場は多くの展示会で3.6mまで高さを出すことができます。そのため、天井看板で訴求できない分、壁面を効果的に使ったブースが集客している印象でした。壁紙へのサイン出力や大判のスチレンパネルの設置、大型モニターや電飾壁面など、さまざまな工夫がみられました。また、マイクとスピーカーを使用してセミナーを行っているブースにも人が集まっていました。

気になったブース

業界最大規模の展示会ということもあり、3Dサイネージや、ロボットを使用した製本システムといった新しい技術を展示しているブースもあり、思わず足をとめました。タイミングによっては人だかりでブースが見えなくなるほど集客されていました。装飾面では、複数の壁をまたいで、ものすごく大きく社名を入れているブースや、来場者の目に入りやすいようブースの角に縦型の看板を置いているブースが目に留まりました。高さを出せない制約がある中でも工夫次第で集客できるのだと再認識しました。

展示会見学を終えて

一年ぶりにこちらの展示会を見学し、来場者が大幅に増えたことを感じて嬉しく思いました。昨年はちょうど新型コロナウイルスの感染者が増えている時期ということもあり、まん延防止等特別措置の期間中だったため遠方からの来場者が少なく、東京都からの来場者が8割を超えたそうです。

今年は新型コロナウイルスの影響が落ち着いてきており、感染者数が減少傾向にあったことが来場者が増えた大きな要因だと思います。印刷というとどうしても紙への印刷をイメージしますが、ノベルティへの名入れなど、紙以外の様々なメディアへの印刷物のサンプルもあり、普段自分でもノベルティを依頼することがあるため興味深く拝見しました。

年間通してさまざまな分野の展示会に足を運ぶので、それぞれの業界に対しても理解を深めていきたいと思いました。

ブース装飾プランナー

ブース装飾プランナー
E.K