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展示会見学レポート


【レポート】EDIX 東京 教育総合展

2023.06.12

5月10日~12日東京ビッグサイトで開催された、「EDIX 東京教育総合展」に行ってきました。EDIX 教育総合展は、学校・教育機関、企業の人事・研修部門向けで、教育分野で日本最大規模の展示会です。5月は東京、6月は大阪と年2回開催されます。教育に関わるソリューションから機材まで、様々な企業が一堂に会する展示会です。

今回のレポートでは、3つの視点で会場の様子をお伝えします。
1.展示会の特徴や雰囲気
2.ブース装飾の特徴
3.集客していたブース

展示会の特徴や雰囲気

今回EDIXは、ビッグサイトの西1~4の全ホールが使われていました。事前登録制の為、入口でバッジホルダーを受け取り、会場に入りました。バッジ印刷所もありますが、事前に印刷までしておくとスムーズに会場に入れます。

EDIXのコンセプトカラーは緑に統一され、明るく親しみやすい雰囲気です。会場内の一角で事務局主催のセミナーが開催されていました。西ホール1階のアトリウムと言われる吹き抜けスペースも、セミナー会場になっていました。他にも、EDIX事務局が「SNSと体験」を取り入れた2つの企画を実施していたのでご紹介します。

・EDIXへのメッセージをお聞かせくださいエリア
休憩スペースに木と葉っぱのイラストが描かれたサインボードがありました。ボードには3つの問いが掲示されていました。

①EDIXに期待すること
②本展で発見したこと
③今の教育現場について思うこと

葉っぱ型の用紙にメッセージを記入しボードに貼っていただいた方に、先着順でバームクーヘンがプレゼントされる、アンケートに体験を組み合わせた企画でした。またこちらは、フォトスポットにもなっており、#EDIXをつけて投稿を掲げ、SNSの活用を促す仕掛けになっていました。

・公式SNSフォローでドリンクプレゼント
EDIXの公式アカウント(FacebookかTwitter)をフォローすると、ドリンクがもらえるキャンペーンパネルも各所で見かけました。展示会場は広く、多くのブースを見て回るうちに水分を補給したくなります。そんな時に、「ドリンクプレゼントをやってみようかな」という気持ちになりやすい企画でした。

ブース装飾の特徴

・使用シーンを想起させる装飾
展示する商品が学校で使用されている場合、教室の場面を想起させるブース装飾はターゲットに伝わりやすいです。使用シーンがイメージしやすいことが大きな理由です。他にもセミナーで使われる椅子や、デモの机を学校で使用している備品にしたり、黒板に見立てたサインボードにキャッチコピーを掲示するなどは、教育展ならではの装飾方法の1つです。見学していて懐かしい気持ちになりました。

・親しみやすい明るい色や木目を使ったブース
水色、ピンクなどの明るくてカラフルなブースや、薄茶色の木目を使ったブースを多く見かけました。また、「ツールを活用して便利に」「楽しく学べる」「先生の業務が楽になる」といった問題解決型のキャッチコピーを掲げる出展社も多く見かけました。

・ブラック基調のデザインブース
教育展は、「親しみやすい」「明るい」などがブース装飾のプラン考案の際、重要視されるキーワードになります。一方でブラックを基調とした、スタイリッシュなデザインブースもありました。そこはDXが主軸の出展企業のエリアでした。EDIXは、「教育ITソリューションEXPO」の略称になりますので、IT業界の展示会で好まれるブースカラーも使われていました。

集客していたブース

・ブース内でセミナー実施
EDIXでは、自社ブースの中でセミナーをしている企業を多く見かけました。セミナーで長く滞在させるのは難しい側面があります。他にも各ブースで同時にセミナーが開催されている中、多くのブースは、しっかりと来場者を集められていました。事前告知やセミナー内容をしっかりPRし、集客している印象でした。

・実機をデモ体験できるブース
電子黒板の商品を稼働させて書いてもらうなど、実際に商品を試せるのは展示会ならではです。また、アプリやソフトなどを扱う出展企業も多く、デモ画面で試したり説明を聞いている方が目に留まりました。

・体験ブース
身体を使って行うゲームを提供する体験ブースでは、一度に複数人プレイできるので賑やかな様子でした。その雰囲気につられるように、人が集まっていました。また近隣では、ワークショップを企画しているブースもありました。体験を通じて、楽しみながら商品、サービスを知っていただく機会になっていました。

展示会見学を終えて

今回のEDIX見学は1年ぶりです。装飾の華やかさや、来場者で賑わうブースは、コロナ前の水準に戻っているように感じました。

先述しましたが、今回特にブース内でセミナーを開催している出展社を多く見かけました。大きな要因はコロナが明けたことだと思います。コロナ禍では密を避けることが常態化していました。そのため、多くの出展企業は、セミナー開催を敬遠していたと思います。

しかし、3月13日からマスク着用は個人の判断に変わり、5月8日からコロナは「5類」に移行されました。展示会に出展される企業の多くは、半年、1年前から出展を決めています。先見性がある出展社は、今回の展示会は、「来場者の増加」や、「セミナーへの参加者が増える」ことをあらかじめ予測していたと思います。その結果が、会場で具現化されていたと思います。また3日間の合計来場者数は22,580名で、昨年比約113%増であったことを主催者がWEBサイトで公開しています。

私たちは毎週展示会を見学し、各展示会の特色を比較したり、その年の特徴などを意識して見るようにしています。そこで得た知見をヒアリングをさせていただく出展者様にお伝えしています。こちらの展示会レポートもその取り組みの1つです。ブース装飾や集客に関するお困りごとは、私たちにお気軽にご相談ください。

ブース装飾プランナー

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N.E