7月下旬、東京ビッグサイトで開催されたメンテナンス・レジリエンス展を見学してきました。本展は13の専門展示会で構成され、生産設備から社会インフラ、各種災害対策まで「メンテナンス」「レジリエンス」に関する最新の製品・技術・サービスを一堂に集めています。

また、製造業、官庁・自治体、交通・ライフライン機関、建設業向けに、商談と技術情報交流の場を提供しています。今回のレポートでは、以下のポイントにまとめてお伝えします。

◆展示会の特徴や雰囲気
◆ブース装飾の特徴や気になったブース装飾・4選
1.実機の展示
2.実演・体験
3.印刷による装飾で具体性アップ
4.季節性やターゲットを考えたノベルティの配布

メンテナンス・レジリエンスTOKYO2023は、東京ビッグサイトの東4.5.6ホールで開催されました。また、東1.2.3ホールでは、メカトロニクス、エレクトロニクスなどの最新技術と製品が展示されるテクノフロンティアが、同時に開催していました。

入場受付は事前登録制で、WEBから個別のQRコードを取得して会場へ向かいます。会場では、窓口でQRコードを入場証に変換してもらい、受付完了となります。事前登録をしているため、会場の窓口では、名刺の提示は必要ありませんでした。

事前登録は、各展示会ごとに入力でしたが、入場時の受付は共有でした。入場証を提示して各ホールに入ります。入口すぐのところに、大きな会場マップがあり、ここで一度立ち止まる来場者が多くいました。また、会期中はスタンプラリーが開催され、両展示会へ参加し、スタンプを集めるとくじが引け、豪華な景品が抽選で当たる内容でした。

1.実機の展示
展示会の醍醐味は、会場で商品を見る、触れる、すぐに話しを聞くことができる点ですが、メンテナンス・レジリエンスでは、特にそのメリットを感じることができました。土木や建設、工場で使われる機材やロボットは、普段目にすることがなく、実物が間近で見られる機会は貴重です。そのためロボットや機械が稼働しているブースは集客していました。

2.実演・体験
会場でドローンの実演の横を通った際に、エンジン音が気になり、足を止めて見上げていました。実機を見るためだけではなく実演があると、興味のある方がブースに立ち寄りやすくなります。また、体験の順番待ちや、実演中に人が集まると、通りかかった来場者の関心を誘い、人が人を集める効果が期待できます。

3.印刷による装飾で具体性アップ
パッと見てターゲットがわかりやすい、と感じたブースに共通していた装飾方法の一つに、ブース内の壁面印刷があります。メンテナンス・レジリエンスは13の専門展示会が開催されており、各カテゴリーの中でも出展社によってターゲットは様々です。

実機は一見、何に使うものなのかわかりにくいこともあります。それを補う情報として、説明図や画像、背景を壁面印刷で使用しているブースがありました。

4.季節性と来場者心理を考えたノベルティの配布
展示会ではノベルティを配布している会社をよく見かけますが、メンテナンス・レジリエンスでも、同様に見受けられました。アンケートに答えた方、来場者のQRコードをスキャンする際、カタログやリーフレットとセットでばら撒き、など方法は様々です。

また7月下旬は例年暑い日が続きますので、季節に合わせた暑さ対策や健康グッズが多く目に留まりました。猛暑の中展示会を回る来場者がつい受け取りたくなるものを意識した消耗品などを配布しているようでした。

会場で見たノベルティ
・会社情報を掲載したうちわ
・足に貼るひんやりシート
・カロリーメイト
・ドリンク　

本展の合計来場者数は4万人超えで注目度の高い展示会でした。ロボット・AI・DXなどのIT系のワードも多く、ロボットや機械が稼働しているブースは、特に集客をしていました。また、猛暑日が続く中での猛暑対策展開催は話題性があり、メディアにも取り上げられるなど、特に関心の高まっている分野と感じました。

弊社をご利用くださったご出展社様の中には、「今年は装飾に力を入れたい」とご相談くださる方がいらっしゃいました。また、会場でも、ブース装飾だけでなく、ユニフォームやノベルティなどにも力を入れている企業を見受けられました。

私たちは、毎週展示会を見学し、各展示会の特徴やブース装飾の傾向などを見るようにしています。ブース装飾だけでなく、集客方法やノベルティの活用方法についても、ご案内させていただております。

ブース装飾や集客に関するお困りごとは、私たちにお気軽にご相談ください。

ブース装飾プランナー
N.E