グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ



ホーム > 展示会見学レポート > 【レポート】マイクロウェーブ展 2023

展示会見学レポート


【レポート】マイクロウェーブ展 2023

2024.01.29

11月29日(水)から3日間、パシフィコ横浜で開催された、マイクロウェーブ展を見学してきました。正式名称はMWE 2023 (2023 Microwave Workshops and Exhibition)で、マイクロ波技術・マイクロ波産業に関するイベントです。1991年に池袋サンシャインシティで開催された第1回から数えて今回は27回目の開催となります。

今回のレポートは、3つのポイントでお伝えしていきます。

①展示会の雰囲気
②主催者の取り組み
③ブース装飾の特徴

展示会の雰囲気

パシフィコ横浜はA~Dの4ホールに分かれていますが、MWEは毎年Dホールのみを使用して開催しています。そのため展示会の規模は小さく、1小間2小間の小さなブースが中心に構成されています。

MWEは企業ブースの他に、大学や専門機関なども出展されています。展示会は、にぎやかで売り込みが激しい業界も多いのですが、本展は穏やかな雰囲気なので、落ち着いて見て回ることができます。

また、安い、短納期などのわかりやすいキャッチコピーは無く、専門用語を掲げたブースが集客していました。業界関係者の比率が高いように思いました。そして、会場の光景は学会系の雰囲気に似ていました。

穏やかな雰囲気なので、集客は難しいように思いましたが、出展者に話を聞いてみると、「毎年出展している」「目的意識の高い方がコンスタントに来られるので、手ごたえを感じている」というお声でした。

主催者の取り組み

・ワークショップ会場
MWEでは、ワークショップ会場がありました。MWEサイトによると、マイクロ波工学の学者を対象としたワークショップおよび特別セッションで、基礎講座と超入門講座、内外の一流研究者による先端技術の発表が行われます。このようなイベントからも、学者の来場が増え、学会のような雰囲気があったのだと思います。

・クイズラリー
MWEにまつわるクイズを会場のあらゆる場所に設置して、楽しんでもらいながらまんべんなく会場を回ってもらうエンタメ要素が企画されていました。全て回答すると、ドリンクコーナーでプチギフトが先着でプレゼントされ、また、抽選でアマゾンギフト券が当たるようです。

・セミナー
私たちのお客様の声によると、2箇所のセミナー会場は盛況で、セミナー終了後は集客の波があったそうです。そのため、セミナーの時間を確認しながら、休憩を回していたそうです。

ブース装飾の特徴

・見栄えのいいブース
装飾に費用をかけているブースは、見栄えがよく目立っていました。LEDパネルや、カラーのライン照明など、光を使いながら装飾している企業に目を引きました。

・簡素なブース
装飾に費用を掛けない出展ブースも多く、特に1小間ブースでは、レンタルパーツで組み立てるシステム施工の簡素なブースを多く見かけました。本来、1小間で小さく簡素なブースだと、来場者の目に留まりにくい傾向があります。そのため集客しにくいのですが、本展では、しっかり集客している出展社も見受けられました。ブース装飾だけが集客のポイントではないことが伺えます。

・展示方法
小さな部品は大きく印刷にして目立たせていました。またコードの製品は、ショーケースに入れ、ショーケースは色の付いた下地に電飾があしらわれていました。小さくて細かな商品を見やすいように工夫している企業を多く目にしました。

見学を終えて

本展はパシフィコ横浜、Dホールのみでの開催です。小規模な展示会ですが、見学して見ると、専門性が高く、ターゲット設定が明確で、集客しているブースに偏りがなく、まんべんなく接客されているように感じました。また、セミナーやワークショップも数多く行われており、主催者の集客戦略が功を奏しているように思います。

私たちは毎週展示会へ足を運び、ブース装飾はもちろん、集客方法や各展示会の特徴を把握するようにしています。そして、これらの情報を1・2KOMAをご利用下さるお客様にお伝えしています。展示会について少しでも疑問に思われることがございましたら、お気軽にお問合せください。

ブース装飾プランナー

ブース装飾プランナー
N.E