【レポート】【HVAC&R JAPAN 2024】
2024.03.11
2024年1月30日(火)から4日間、東京ビッグサイトの東1,2ホールでHVAC&R JAPANが開催されました。2年に1度開催されている「 HVAC&R JAPAN 」は1956年(昭和31年)に前身の「国産冷凍機器展」として初めて開催されてから、半世紀以上にわたり、国内で唯一の冷凍・空調・暖房機器産業の専門の展示会です。
今回は3つの視点でまとめました。
①会場の雰囲気
②ブースの特徴
③集客ブース
■会場の雰囲気
今年の来場者は4日間で33,513人でした。2022年はまん延防止等重点措置発令中ということもあり、5,000人ほどでした。展示会に人が戻ってきたことが分かります。実際に、ブース内のセミナーや実演デモ、展示機器に人が集まっていました。
会場全体は売り込みが少なく、広々としていてゆっくりと会場を回れました。また、ほかの展示会ではあまり見かけない、作業着を着た方も見られました。業者向けの展示会ならではです。
■ブースの特徴
1つ目は木工で装飾しているブースが多い印象でした。2年に1度、開催される展示会なので、費用をかける出展社が多いのではないかと感じました。
2つ目は、壁面印刷と展示品や模型との組み合わせです。展示品の使用シーンが壁面印刷で表現されているので、何を扱っているブースなのか、一目でわかります。このようなブースが他の展示会よりも多く感じました。
■集客ブース
集客をしていたブースは、2種類ありました。1つ目のブースは、展示品を体験や実演をしているブースです。あるブースでは出展者の話を聞きながら風機構に手をかざし気流を体験していました。ほかにも、ブース内で施工の実演を行っている会社には人が集まっていました。体験や実演は資料や口頭での説明よりも記憶に残りやすく、展示会では、必須の集客ツールです。
2つ目は展示品の特徴がわかりやすいブースです。看板に展示品の写真と特徴を言語化することで、一目で訴求ポイントが伝わりやすくなります。多くの来場者は限られた時間の中で会場を回るため、伝わりやすさは重要です。集客していたブースでは、看板の下に実物を展示し、通路近くでは体験コーナーまで設けていました。
■見学を終えて
今回、初めてHVAC&R JAPANを見学しました。他の展示会と比べ、展示品の使用シーンをわかりやすく伝えているブースが多いように感じました。また、国内唯一の専門展示会で2年に1度の開催ということもあり、ほかの展示会よりも来場者の熱量が高いように見受けられました。
私たちは毎週展示会を見学し、会場の雰囲気、人の流れ、ブース装飾や集客ブースの特徴などを意識して見るようにしています。そこで得た知見をヒアリングの際、出展者様にお伝えしています。ブース装飾や集客に関するお困りごとは、私たちにお気軽にご相談ください。