【レポート】ハイウェイテクノフェア2024
2024.10.289月26日・27日の2日間、東京ビッグサイト西ホールで開催された「ハイウェイテクノフェア2024」を見学して参りました。
ハイウェイテクノフェアは、「高速道路の建設・管理技術」に焦点をあてた展示会として、公益財団法人 高速道路調査会が主催するものです。2004年に第1回が開催して以来、今年で20回目の開催です。
ハイウェイテクノフェアは専門分野に特化した展示会ですが、道路は生活に欠かせない重要なインフラです。そのため、イベント的な賑わいというよりも、最新の技術や情報を求め、出展者も来場者にも明確な目的を持っている印象を受けました。
会場は賑わいつつも落ち着いた雰囲気で展示を見ることができます。 今回は3点に絞ってご報告させていただきます。
①会場の様子・20周年の取り組み
②ブース装飾の特徴
③気になったブース
■会場の様子・20周年の取り組み
・会場の様子
会場はビッグサイト西展示棟の1・2ホールとアトリウムが使用されていました。西展示棟の吹き抜けスペースのアトリウムは、アンカー工事ができない床材が使われており、また、明るく開放感があります。
西1・2ホール内に入った際、他の展示会に比べ、通路幅が広いと感じました。小間割りや通路幅は事務局によって異なりますが、ハイウェイテクノフェアでは通路が広めで歩きやすく感じました。
・20周年の取り組み
会場では、至るところに“20th Anniversary”の文字や特別展示がありました。20回分のポスターや第1回目の映像が上映されているコーナーがあり、デザインや雰囲気の変化と歴史を感じました。
■ブース装飾の特徴
・メインカラーで統一感
会場に入ると、入り口近くや大通りには大小様々な大型ブースが並んでいました。 展示会の特性上、NEXCOグループの会社が複数ある印象を受けました。
また、ブランディングの一環として、コーポレートやロゴのカラーをメインにしているブースが、見やすく感じました。他には、イメージカラーを1色に絞り、すっきりとした印象を与えているブースも見受けられました。
・ユニフォームで統一感
さらに、お揃いのユニフォームを着ているブースも多く見受けられました。作業着風のベストや、ジャケット、ハッピやサッカーのユニフォームのようなものを着ている会社もありました。
展示会によっては、圧迫感を感じてしまうこともあるお揃いの装いですが、今回は通路幅が広くて売り込みの営業があまりなかったことや、3~5名のグループでブースに立ち寄る来場者もいましたので、圧迫感は感じませんでした。ベストやジャケットは、会社の制服にも見えたので、信頼できそうな雰囲気を作られていました。
■気になったブース
シミュレーターやVRを使った体験ブースがありました。最近は多くの分野の展示会でデジタル体験が増えています。一方、実物展示は展示会の醍醐味です。普段目に触れる機会の少ない、デジタル看板や作業車、ドローンなどを間近で見たり、触れたりできました。
また、ブース全体でトンネル内を表現したブース装飾や、横断歩道を模したブースも印象的でした。特徴を掴んで、少しの工夫で目を引くブースになっていると感じました。
印刷で立体的に見せたり、奥行があるように見せていました。カーペットも道路風にデザインされており、どちらも野外のモチーフが取り入れられていました。
■見学を終えて
今回のハイウェイテクノフェアでは、目的を持ったお客様が来場されている印象を受けました。 会場の雰囲気からもそのように感じましたが、私が担当させていただいたお客様にお伺いした際にも、「ニッチな商材をメインにしているが、集客はコンスタントに出来ている」とお話しくださいました。
ブースの装飾は、木工が多く、それぞれのコーポレートカラーを打ち出しながらも、白を基調にスタイリッシュな雰囲気のブースが目立っていました。実機の展示があるブース、ないブース、それぞれ工夫した装飾や見せ方は学びになりました。
私たちは、見学で得た知識や学びを、ブース装飾のプラン考案に活用しています。展示会にご出展の際は、1・2KOMAへお気軽にお問い合わせ下さい。