【レポート】SCビジネスフェア2025
2025.03.31
1月22日(水)からの3日間、パシフィコ横浜 展示C・Dホールにて「SCビジネスフェア2025」が開催されました。「SCビジネスフェア」は2004年に本格的な展示会として始まり、今年で21回目を迎えます。
「SC」とはショッピングセンターの略称で、専門店やアミューズメント施設などを合わせた複合施設を指します。SCビジネスフェアは、SC関係者が一堂に会する国内唯一の展示会であり、SCの開発・管理・運営者をはじめ、テナント企業、サポート企業(内装、照明、コンサルタントなど)などが出展しています。
今回は3つの視点で展示会の傾向や雰囲気についてまとめました。
①会場の雰囲気
②ブースの特徴
③集客ブース
■会場の雰囲気
今年の来場者数は3日間で36,920人でした。前回の2024年の36,750人とほぼ横ばいで、最も賑わった2016年の61,000人の半分程度にとどまっています。2020年に流行した新型コロナウイルスの影響で、2021年のオンライン開催以降、来場者数や出展社数がなかなか回復していない状況が続いています。
施工を担当した出展社様からも「以前と比べると来場者や出展社が減り、以前のような活気はないように感じる」という声が聞かれました。一方で、交流コーナーは満席で、どのブースにもお客様がいらっしゃり、熱量の高い方が多く来場している印象を受けました。

■ブースの特徴
木工で装飾しているブースが圧倒的に多く、さらに他では見られないような特徴的な装飾が目立ちました。例えば、カーペットと天井が曲線で雲のような柔らかい印象を与えるブースや、ブースをカーテンで囲い中をあえて見えないようにすることで興味を引くブースがありました。
他の展示会では、キャッチコピーで何を扱っているかアピールしたり、動線に合わせてモニターや展示品を配置することが多いですが、SCビジネスフェアではブース全体のデザインでそれぞれのテーマや展示内容を表現している点が特徴的でした。

■集客ブース
今回、集客していたブースには共通点がありました。それは「明るいブース」であることです。SCビジネスフェアは出展社数の関係か、ブース同士が離れており、会場の照明もやや薄暗い印象がありました。
そのような中で、白を基調としてスポットライトよりも明るい投光器を使用しているブースや、電飾看板で目を引き、蛍光灯でブース全体を明るくしているブースに多くの人が集まっていました。
これは、人が暗いところから明るい場所に入りやすいという「サバンナ効果」や、光が与える居心地の良さが集客に影響していると考えられます。

■見学を終えて
今回、初めてSCビジネスフェアを見学し、他の展示会にはない凝った装飾が多く、大変勉強になりました。他の展示会に活用できるものもあり、今後はこれらの知見を活かしながらブースデザインをご提案できればと思います。
また、SCビジネスフェアは国内唯一のSC関係者が集まる展示会ということもあり、来場者も積極的にブース内で商談を行っていました。専門的な展示会であり、来場者の熱量が高いように感じました。
私たちは毎週展示会を見学し、各展示会の特徴やブース装飾の傾向などを意識して情報収集を行っています。そこで得た知見は、ヒアリングをさせていただく出展者様にお伝えしています。ブース装飾や集客に関するお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。


ブース装飾プランナー
S.I